少子高齢化が加速する中で、介護業界は未だに人手不足が続いているのが現状です。
それだけに子育てや両親の介護などにより休職をした後でも、他の職種に比べて正社員復帰が比較的しやすいというメリットのある業界だと言えます。
しかし、介護経験者でも復帰する前に行わなければいけないことは多く、何よりも大切なのはブランクがある、初心者に近いという自覚を持つことです。

休職前にどれだけキャリアを積んでいても、休んでいる間にスキルは落ちますし、更に法律の改正などもあるので、仕事に復帰する前に確認しなければいけません。
以前は許可されていた行為が今では違法になっている場合もあるし、逆に前はだめだったものの今は許されているという行為もあるでしょう。
そのため、ブランクを甘く見ているとトラブルの原因になりかねません。
まずは法律関係の変更がなかったかを確認するのが復帰してトラブルを少なくするためにも重要です。
さらに自分自身の筋力や体力がどのくらい衰えているのかをチェックする必要もあるでしょう。
離職してから5年以上の月日が経っている場合、身体機能の衰えは思っている以上に大きなものとなります。

離職からの復職で最も大切なのは、自分自身にブランクがある、初心者であると自覚を持って仕事をすることで、謙虚さが重要なポイントです。
それまでのキャリアを一度忘れて初心に戻って行う、そうすることでトラブルを未然に防げるでしょう。
ブランクの期間があればあるほど、仕事の勘を取り戻すのが大変になってきます。
この時に無理をしてしまうと問題が発生してしまうので、分からないことは素直に尋ねる、初心者だと自覚を持って行うことが大切になるのです。